ビーム感想

コミックビーム2011年1月号
●表紙絵、『スパイスビーム』風味で見てみたかったかも。スパイスビーム (ニチブンコミックス)


  • 松田洋子『ママゴト』/新連載。ホームドラマですか。おもしろくなりそう。/しかし先月の予告カット…巻末コメントの絵もひでえし…。さすがは『薫の秘話』作者、といいますか。
  • 三宅乱丈イムリ』/マンガ夜話ハガレン回で言われてたことですが、女強ぇなあ、この作品も。『ぶっせん』からそうか。チムリかわいい。/余談ですが、『このマンガがすごい!2011』の藤本由香里の総評、ちょっとイラッとした。
  • 深谷陽『鉄男 THE BULLET MAN』/新連載。映画版は未見。構図による疾走感、とでもいいましょうか。さて、どう出してくるか。
  • ヤマザキマリテルマエ・ロマエ』/木造&組み立て式。言われてみれば。あとダメ上司設定が、サラリーマンもの風味。多分違う。/ヘイ、ヘイ、ホー!
  • 志村貴子放浪息子』/佐々ちゃんがんばれ!(表紙絵広告)/ナースとCAは描いてくれないのね。がっかりする僕が間違ってますかそうですか。/赤毛のアンといえば、千葉さんの石板はよかったなー、て何年前だあれ。
  • 新井英樹『SCATTER』/今時描けない光景、ではある気がする。描き流さないんだよな、この状況を。
  • 上野顕太郎『夜は千の眼を持つ』/忠臣蔵ネタ、ですがこれはおもしろいわ(笑)。ああもう、俺がここでツッコミ書くより、とにかく見て!/実際、夜千のこの手のテキストネタって、ビーム以外の雑誌でも可能なのかなー、と。ちょっと厳しそう。
  • 須藤真澄『庭先塩梅』/再三言ってるけど、絵うまいじゃんホラ。まあ童夢ネタやるには絵柄的に厳しいが。でも好き。
  • 唐沢なをき『まんが極道』/なるほどなあ、とむしろ感心してしまった。集団作業、そして薄給に支えられた現代日本のマンガ業界…嗚呼…。/オチのひどさで癒されよう。
  • 三家本礼『血まみれスケバン・チェーンソー』/ある種、フェチズム大爆発の扉絵なんだろなー、と。腋毛&かぎ十字込みで。/ラストページは、もうまんま少年マンガ(熱血バカ系)ですね。「ブリーチ!」と、初見で思ったのは秘密だ。
  • 鈴木みそ限界集落温泉』/飲んで忘れるのも悪くないと思うよ。風呂では危ないけど。
  • 丸尾末広黄金餅』/読切後編。ラストのブラックユーモアが、らしいというかさすがというか。
  • 河井克夫・市川ラク『趣味の店ヨーロッパ』/いやもう卑怯だわこれ(笑)。
  • 竹本泉『あかねこの悪魔』/水道橋古代ローマ線(言ってみたかった)。鉄塔 武蔵野線 (ソフトバンク文庫 キ 1-1)
  • しりあがり寿『劣化大学革命同好会』/ああ、今回のは好きかも。オチひどいし。/なんか、ナンシー関『信仰の現場〜すっとこどっこいにヨロシク!〜』中の、最底辺大学の合格発表を見に行く、という企画思い出したり。信仰の現場―すっとこどっこいにヨロシク (角川文庫)
  • 安永知澄『待ち合わせ』/読切。先月もよかったけど、このイマジネーションもすごくいいよなぁ。/と書いてて、単に俺カップル好きなだけなんじゃないか、て気もしてきた。『乙女妖怪ざくろ』とか見てるし。(えー)
  • 山川直人『澄江堂主人』/論争、なんてのも既に成立不可能かもしれませんね、今や。対峙絵はいいな。
  • 三好銀『どこかで穴でもできたのかい』/読切後編。世界観からして狂っちゃいる作品だが、“災難”が出てきたのは初じゃないか。で、それが怖いし。
  • 金平守人『がけっプチ漫金日記』/ハコモノ行政批判漫画。うそ。/しかし編集長と副編集長のバラバラなアドバイス、両方まんま伝えるってのも…それが誠意かもしらんが。

●今年のイヴは、志村カネヒラ新刊天王山決戦というわけですね!/というか、金平氏の単行本は既刊より売れるでしょ多分。私も『バッサリ』金平守人のかいつまんでななめからバッサリ以来の購入予定(すいませんね)。
●読書プレゼント、増量なのか。なんだかホッとした。
●予告、何が起きるんでしょうねホント。期待してますよ?