コミックビーム2010年11月号
- 表紙絵、画風が違ったらエロマンガ雑誌みたいだろうな、とか。/ビーム買った本屋の少女マンガ雑誌コーナーにて、同じくヤマザキマリが描いた表紙絵(※普通にカラー絵)の雑誌&背表紙にヤマザキマリの名が踊る雑誌も見かける。ヨ、人気作家!
- 三宅乱丈『イムリ』/先月の感想通り、俺もまんまとだまされたぜ!>デュガロ。マジ策士、タヌキ爺。/すでに4つ、か。でも全部が武器じゃない、みたいだしな。
- ヤマザキマリ『テルマエ・ロマエ』/長編展開キター!確かに変なオモチャは多いよな、観光名所の土産物屋。/あ、弓の構え方がアミルさん式だ。(正式名称じゃないよ、わかってますかそうですか。)騎馬民族の構え方はこう、てのはネット上で読んだんですがこっちがグローバル、だったのかな。
- カネコアツシ『SOIL』/流星に始まり、流星に終わる、て、え?/あのプロローグは、まんまそういう描写だったってこと?あるいは、これにより“この世界”は閉じちゃった?/困惑させられて、次号最終回。うーん。そういや小野田の顔出しは初だっけ。
- おおひなたごう『空飛べ!プッチ エピソードゼロ』/単行本発売に合わせて読切。少女漫画誌掲載作品、てことだが、個人的にはバカボンテイストがダブる。
- 新井英樹『SCATTER』/正味、出したい、ぶっかけたい、という衝動はよくわからんが、作者的には『KUJIRA14』の青春ノリと近い位置づけなのかしら。ベビと河原で飲む場面、よかったもんね。
- 志村貴子『放浪息子』/志村貴子の描くブサイク…。なんだろな、“中坊”だよな、まさしく。しかもそいつが試着室に入っていくという。あぁ、この1ページ、大月隆寛に語らせてみてぇ。/BSマンガ夜話『青い花』回で夏目房之介が、「『放浪息子』はわかるが『青い花』はわからん」と発言してましたが。私も今回の終盤みたいな“ドラマ”がないと、読んでて腑に落ちないんだよね、どうも。
- 鈴木みそ『限界集落温泉』/その首から下げてる小袋が気になるよ。エロ込みで。
- 須藤真澄『庭先塩梅』/やっぱ絵うまいじゃん。人生画力対決呼ばれてたけどさぁ。2ページ2コマ目えぇわぁ、て、あ!今回断ち切りで、奥村編集長のまんま過ぎんだろなアオリがない!うなだれる姉!/『聖☆おにいさん』よりは『ばちあたり麻雀』(山松ゆうきち)のイメージがダブる。終盤とか『インドへ馬鹿がやって来た』の表紙みてえだし。
- 三家本礼『血まみれスケバン・チェーンソー』/爆谷おめぇってやつは…持ってきてるし…。/手が並んでるの、地味におかしい。
- 久寿川なるお『鉄ヲタ少女6』/シリーズ読切。普通に、まっとうにホームドラマだ。あとスギウラ、忘れてた。
- 唐沢なをき『まんが極道』/「覚悟はできてる?走り出したら止まれないよ?」とは、某漫画家がインタビューで語った漫画家志望者へのメッセージですが。いやもう、大変だねぇ。
- 上野顕太郎『夜は千の眼を持つ』/ゴルゴゴルゴゴルゴ。あらためて濃い絵だよなゴルゴ。パターン化された作風だから可能な構成だよなゴルゴ。でも、おもしろいんだよなゴルゴ。ゴルゴゴルゴゴルゴ13。
- 熊鹿るり『ヨメと私』/読切。あたたかくていい話だ。しかし同時に俺の脳裏にはあのフレーズが。その愛が甘ったれを作るんだぜ!(c)奈良佳子
- 河井克夫・市川ラク『趣味の店ヨーロッパ』/ボタンがズレていても、シャツはその役割をはたすわ、という言葉を思い出す。いや、背徳バリバリヤりまくるだけなエロゲー内での台詞ですごめんなさい。/画面構成、おもしろいですよねー。
- 左藤真通『今日の授業は良い授業』/読切。いい話だとは思うが、なんかモーニングぽい。設定でそう思うのかな。
- 久野酸素『透明人間』/読切。新人デビュー作、なんだけども絵がすげえ。構図とか画面構成とかトーンの使い方とか、技術面でムチャクチャうまいです。高野文子の“見せ方”のファンの方、読んでごらんなさい。損はさせねぇよ。/話もさわやかな後味でよいなぁ。これは期待株だよ。
- 山川直人『澄江堂主人』/うん、こうでないとなコイツは。対する“影”の濃厚さもいいんだよな、この作品は。