今期見てるアニメ(※5月7日、一部訂正)

という話題を、地方人ができるのは改変期月末になってから。情報格差わー!!



そんなわけで、『のらみみ2』と『CLANNAD AFTER STORY』以後、ちゃんと音声聞きながら毎回放送を見る、ということを、アニメというものに対してひさしくやってなかった僕なのですが、麻枝准が脚本書いたアニメやるってことで、じゃあ見てみるか、ついでに他にも手ぇ伸ばしてみるか、てことで、地元で放送されるアニメをチェックしてみましたよ。
で、よし、今後もちゃんと見よう、と思ったのは「荒川アンダーザブリッジ」「Angel beats!」「B型H系」の3本。あいうえお順。やっぱり急に見ようとしてもついてけないわ僕。別になぁ、とか、わからんでもないけどわざわざは、とか、一期から見てたらよかったのかなぁ、とか。



荒川アンダーザブリッジ
●『聖☆おにいさん』しか知らなかった頃に単行本の表紙見かけて、というか星の絵荒川アンダー ザ ブリッジ 2 (ヤングガンガンコミックス)見てSFギャグなのかなと思ってたんですが、あらあら。おもしろかった。
●ニノさんは正に萌えキャラですね。(ちがうの?)ジャージに半ズボンとか、ドラム缶風呂にバスタオルとか、あとなぜドレスを脱いだ!/ちなみに私、声優・坂本真綾になじみなし。(菅野よう子のサントラで、声はよく声聞いてるんだけど。)私が最も好きなアニメ「カウボーイビバップ」中でのアレは、全話中最もアレな回なんで、アレだ、うん。ニノさん役は、よいんじゃない?
●3話(ブリッジ?)まですごく楽しかったんだけど、4話(ブリッジ?)はなんだか間延びしてる感じで笑えなかった。「ギャグマンガ日和」(あ、そういえばこれも時々見てるわ)に毒されてるんかなー。後半も、あれじゃ単なるキャラ見せだよね。うーん。/まあ、今夜のも見ますけども。
しおやてるこブログの、荒川ネタ絵はひどいよ!(ほめてます。)/「Fellows!」読者じゃないとわかんないネタですが。


Angel beats!
●正味、第1話が空中分解気味でどうなることかと思いましたが、2話目で、あ、ちゃんと見せようとしているものあるのな、とわかって一安心。以降も、その姿勢は持続しているように見受けられる。実際笑っちゃってるしね、俺。毎回。/ともかく一度世界に入ることができたなら、十分OKな出来でした。
●さて、この作品の構造が何に近いかと考えた時、真っ先に頭に浮かんだのが、スラップスティック下ネタ青春SFコメディ18禁ADV『ひめしょ!』でどうしよう俺。どうもしないけど。(ホロリもあるよ!)
●前情報入れないで見てたんですが、今さらPV見て、ああ、そういう意味づけ*1の世界観か、と。理解の順番変ですねそれは。
●あと俺は子供をいじめる話は嫌いなんで(某ことみとか。)、ゆりっぺの過去設定は単純にやだなーと。字面どおり取っていいのか知らんが、あれがまんま事実だってんなら、ゆりっぺの死因は復讐殺人による刑死、ぐらいやってもらわんと、ねぇ。
●「消える」意味について。/これが自分の生きる意味なんだ、と消えた先例には、俺はお前を笑わせられればそれでよかったんだ、として消えた『AIR』の国崎往人がおるわけですね。対して、私が一番好きなKeyキャラ、神尾晴子(悪い?)の場合は、周りも笑顔にして自分も笑い続けて、で生き続ける。/この点は『CLANNAD』も一緒で、つまりですね、『CLANNAD』という作品のテーマ――ゲームを始めから終わりまでプレイした際、それまでに体感した物語まるごとの文脈から心ん中に“そういうもの”として立ちのぼる「おはなし」――とは“我々には誰かを幸せにできる可能性(という希望)がある”ということです。*2主人公の「この町は嫌いだ」というセリフで始まった物語が、その最期を同じ人物の「この町の為に」という言葉で終えられたのは、主人公が“その存在”を希望と見れるようになったから、にほかならないのです。彼女の為、娘の為、だけではなくなった時をこそ肯定するものとして、あの設定とそれが迎える結末はあったのだ、と私は目しております。/それは意味としては、田中ユタカ『愛人[AI-REN]』にて主人公が「ボクの存在を望んでくれないこの世界を ボクが愛することはできます」と言い、具体的にとった行動が就職だった、てのと同じことなんです。なんなら、内田樹まで引いちゃるぞオラ。(→http://blog.tatsuru.com/2010/04/28_1018.php#sixapart-standard)人生は続く。/というわけで、麻枝准はすでにそこまで描いた作家だと俺は解してるので、ゆりっぺが岩沢消滅の理由として語った「納得」を、「AB!」という作品内において、はたして“成就”としておいてるのかどうか、気になるところであります。
●あと多田葵の歌うエンディングは、ちゃんと聞いたら、いい感じだった。初回の印象と異なり、非常によかった。これはKeyライブ、応募してもよかったなー。/昨年、生まれて初めて行ったライブ、菅野よう子&シートベルツ「超時空七夕ソニック」の会場・さいたまスーパーアリーナでの待ち時間に流れた、多田“エド”葵の歌う「さすらいのカウボーイ」に笑った一人なもんで、わたくし。/オープニングの衝撃は、正味「荒川アンダーザブリッジ」の方が上だったけどね。


B型H系
三重テレビならありうるんじゃないか、いやでもまさか、と思っていた、“それ”は来た。/「B型H系」は、ご覧のスポンサーがしゃにむにお送りしちゃったんだからね!→(CM)あかひげ薬局のオットピンSは、早漏、勃起力不全、精力減退などの症状に、よく効きます。オットピンS。(あかひげ薬〜局♪)/コンボ来た!/Bパート前のCMも、大相撲の三重巡業とりあげた番組のもので、土俵上でシコ踏む三人の力士ーからの、道端で膝抱えこんでうなだれる山田!/ああ、もう思い残すことはない。今後は見ない。ごめんウソ。
●あれだ、いちゃラブ「いちゃラブ」大全 完全保存版―デレデレな女の子を集大成!! (INFOREST MOOK)ってヤツじゃないの、コレは。あるいは、言葉における真の意味でのバカップル。/その様を愛でる、てのはアレだ、いわば『小さなお茶会』読むような…ゴメン言い過ぎた。/でもま、ある種“理想像”であるのは確かでしょう、都合のよい。それならそれで、楽しんだ者勝ちだと思うんだ。うん。
●少なくとも、アニメ化→原作売れる→「ランク王国」で内容紹介、となった4コマ作品のアレとかアレよりは、間違いなくおもしろい!番組スタッフのチョイスが悪かっただけなら、ごめん。/まあ実際『B型H系』ランクインしたら、どこ映すんだよ、て話ですが。『ふたりエッチ』はまだ映せてるんですっけ?(もうランクインはしてない?)



ウチは衛星放送映らないんで、『GIANT KILLING』見れないのが残念です。(いずれ、地上波でもやるとは思いますが。)それにしても最近のあの時間帯、『テニプリ』『花咲ける青少年』と“女子”優遇し過ぎじゃない?民放へのカウンター?
あと、ウチはフジ系・東海テレビの受信状況が極悪なんです。「さらい屋五葉」「四畳半神話大系」ともに見てみたかった作品なんですが、両方共初回のオープニングから黒い横棒が下へ走る走る。とほほ。
他には、三重テレビでやってた「ASTRO BOY 鉄腕アトム」を最終回だけ見ました。ふーむ、こういうノリと帰結なのか。とりあえず天馬博士は、GBAソフト『〜アトムハートの秘密』ASTRO BOY 鉄腕アトム アトムハートの秘密ラストの方が何十倍もカッコいい。*3そして、三重テレビで昨日始まった「銀河漂流バイファム」には、提供クレジットが存在しませんでした。おいおい。
ケロロ軍曹」も、本家は15分に短縮されたのに、三重テレビでは新番組として17時から30分枠で始まったんで、もしや一期から?と思ったら昨年分の放送でした。余談ですが三重でのその開始日と同日、木曜19時より新番組として「キテレツ大百科」始められたぎふチャン視聴エリアの方々の心中は、察するに余りある。
あと1話目しか見てないんですが、『会長はメイド様!』のベタな“少女マンガ”ぶりには、なんだか感心させられてしまいました。うーん、すごい!王道じゃのう。



※『それでも町は廻っている』、アニメ化決定おめでとうございます。(新規読者開拓できるだろうから。)
願望交えて言いますと、『のらみみのらみみ 1 [DVD]スタッフが作れば、絶対成功するよ!メリィーちゃーん!

*1:理不尽な人生、を経験済みの者達による、あらがいという“生”。

*2:それこそ、行為としては「ありがとうございました!」と頭を下げる、それだけのことでも。

*3:というか、このゲームのシナリオは本ッ当にすばらしい。見事な手塚祭りです。