ビーム感想

コミックビーム2010年5月号
・ああ忘れてた、映画『いばらの王』。もっとおしてもいいんじゃねえの?むしろ、おすべきじゃねえの、今。
三宅乱丈イムリ』/そういえばクーデター後の軍編成とか、まだ何も明かされてないんだっけ。服が違うからマージ側?
ヤマザキマリテルマエ・ロマエ』/マナーを守るのは大事。マナーを教えるのはもっと大事。/平たい顔族に癒されるルシウス、ですが、認識はせいぜい「属州民」なんだね…。
新井英樹『SCATTER』/これひょっとして、アイテム側=(人類の)敵で、寝込み襲うのがレジスタンス?
志村貴子放浪息子』/この何のてらいもない“中学生の男女が集団で一緒にカラオケ”な場面なんかも、一昔前のマンガでは描き得ない“リアル”なんだろなー、と、そんな体験してない僕は思いましたよ。/OVAて可能性もあります、か?
内田隆『まちがい』/あー、『怪獣の夜』の人かぁ。今回のは谷弘兒あたりを彷彿とさせますね。よいです。/あと、アオリとヒキの柱文、そのまま過ぎるだろ…。
鈴木みそ限界集落温泉』/現在、オタクによるオタク集めの2乗、て感じでしょうか。どこまで続くのか。
カネコアツシ『SOIL』/あ、檻の電流切れたからか!(遅っ)/片岡の目的は自分含めて世界ぶっ壊す、自爆テロみたいなもんですか。だったら、それに反する小坂の方に理が…みたいな言いぶんは、刑事モノでは否定されてナンボ。/あと横井のブラジャーネタが(笑)。いいなコレ。
三家本礼『血まみれスケバン・チェーンソー』/ギー子…君こそ真のドSダ…君には「愛」がナイ…他人に屈辱ノミ与えて放置する「真のドS」ダ…/再登場希望(笑)。
山川直人『澄江堂主人』/集合写真(絵?)に、田河水泡の名があるのはどうなんだ。/まあ今回は、いかにもな菊池寛が。最後は、彼が賞設立して終わるんだろか。
竹本泉『あかねこの悪魔』/サービスサービス♪ですか。この作風でそれやるのは、“わかってる”感が強くてちょっとずりぃよなぁ。ニヤついたけど。(えー)
朝倉世界一デボネア・ドライブ』/波子さんが、ちゃんとカッコいいよ。しかし、この後に及んでおいてくかよ。
羽生生純『千九人童子ノ件』/ヒト…。/『AKIRA』連想する人も多いでしょうけど、作者ファンとしては、あ、このビジュアルイメージは『サブリーズ』サブリーズ (ビームコミックス)のあの頃から、と。
タイム涼介アベックパンチ』/ヒラマサ〜、エツ〜(泣)。そして、いよいよ。
市川ラク『わたり鳥の話』/最終回。近しい人に置いてかれる感覚、からこう落とすか。(あ、そういや今月の『放浪〜』のアレとかも、絶対百合百合言われるんだろな。)“先生”、なぁ。作家稼業だとより、かもしれませんが。/ま、私も大学時代、周囲をたやすく偶像化する人達見てきましたけど。そりゃもう見事に染まられてましたけど、学校出てからはどうされてるんでしょうかねー。
上野顕太郎さよならもいわずに』/最終回。この最後のやりとりを“する”為の作品だったなら、それは物語としては『愛人[AI-REN]』愛人 5 (ジェッツコミックス)(田中ユタカ)や『この世界の片隅にこの世界の片隅に 下 (アクションコミックス)(こうの史代)が「救い」「希望」として描いたものなのだけれども。*1この作品で描かれてきた“現実”に対して、それは儀礼でしかありえない。このエンドマークの後も、絶望としての現実は続く。それでも第一話で作者が前もって述べたよう、その先に、「現実」に、希望はあるのだ。/読者として言います。ありがとうございました。おつかれさまでした。
金平守人『がけっプチ漫金日記』/打ち合わせそれだけあるなら、まずまず売れっ子なんじゃ…。/ところで、ビームのメイン読者層が20代てのは本当なんでしょうかね。その場合、このタイトルがパロディ、てのも伝わらないような。防衛漫玉日記 (1) (Beam comix)

*1:俺個人は、どちらも大好きな作品です。