まんがのじかん

NHKで昨夜遅く、ドラマ「鬼太郎が見た玉砕」の再放送やってました。マンガ家・水木しげるが「総員玉砕せよ!」を執筆しつつ戦中をふり返る、という構成。本放送の時は、ドラマ版「はだしのゲン」と同日にやってたんですよねー。どうなのニッポン。いや、原作は好きよ。
で「玉砕」、二回目の視聴にも関わらず、じっくり見入っちゃいました。現代の時間軸に挿入されるファンタジー要素はちとアレなんですが、俳優陣が実にいい。主演の水木しげる・丸山二等兵役が香川照之って時点で、もう傑作に決まったようなもんです。
丸山が戦場の川でイモ洗ってそのまま口いっぱいボリボリむさぼり食ってたら、仲間の死体(ワニに食われて足だけ)発見してひっくり返る場面とか、もうすばらしい。あんぐり開けた口の中の芋ペースト!。鬼気迫っててとぼけてて、滑稽で哀しくて、それらをもう、「体現」しきっちゃってるのだ。すげえよ。
(『カイジ』の利根川役は脚本が悪かったんだ、きっとそう。丹下段平役はどーなるんすかねー(なげやり)。)
あと、水木のカミサン役が田畑智子ってのが、個人的に好き。あと軍医役の嶋田久作



●一応、「ぎふチャン」はテレビ東京系列なんですが、なぜ今夜放送の「春休みシネマスペシャル・パコと魔法の絵本」に映画「キャプテン」(1981年・出崎統監督)をぶつけるのかと。
声優欄にハナ肇の名があるのが、気になって仕方ありません。ウチ映んないけどね。