嫌悪とジェノサイドの間

コンビニ弁当やインスタント食品だけ食ってりゃ、体に悪いことぐらい誰でもわかります。そして私は、そんな食生活を送っておりません。
だからって、そんな食生活の人を糾弾したり、ましてや「コンビニ弁当・インスタント食品をこの世からなくせ」なんて、美味しんぼることもないわけで。



id:kutabirehateko:20100322

私は、エロマンガエロゲーもポルノ小説も好きだし見るけれども、ま、そーゆーのは生身の女性の目からは隠れて楽しむもんだ、というのが認識であり、実状です。
(私の場合、男でも集団で18禁コーナー来る人らにはイラッとくるんですけどね。一人で背負えよ!と(笑)。)
ハイハイわかってますとも。こちとら貴方のような存在は認識してますし、そこから嫌がられるのもわかってます。嫌悪して当然、正常な反応です。素朴な感情の吐露、としての在り方はひとまず認めましょう。
そんな貴方みたいな存在をわかった上で、私はエロ物を買い、楽しんでるのです。自己正当化なんてしませんよ。社会的にうしろめたい事ぐらい、理解できてます。だから、こっそり楽しんでるんだってば。
ですから。頼みますから“お目こぼし”していただけないでしょうか。器の大きさ見せていただけませんか。放っておいてください、頼むから。今ここで、差別の機能性と有用性を発揮していただけませんか?こちとら今この瞬間は、日陰者結構、なんです。そして、それで困るような、その面だけしか持ち合わせてないような単細胞生物でもないんです。



といった、当方のリアルがまずあり、そりゃ住み分けに帰結する話で、非実在青少年法は違うレベルの話でしょ、と過去数回の記事見て思ってたんですが、ここに来て「男と女」という対立構造、しょーもない二言論を持ちだされたのには、げんなりですよ。あ、そんなんでいいの。馬鹿な味方よりは利口な敵の方が、指針の参考になるものなんだけどねぇ。
もちろん女性にだって、ポルノ作家もエロマンガ家もエロゲー製作者も存在します。(女工哀史、とか言い出さないよな…。)じゃあたとえば、女性向け凌辱モノBLについては、いかがお考えなんでしょうかね、はてこさん。ちなみに私は、当然、自分は楽しめるわけないモノですが、存在は許容いたします(それもまた当然)。
まさか、男をレイプする男や、レイプをする女など存在しない、なんて言い出されないでしょうね?あるいは、数が少ないから問題ないとか。
(ま、言っておくと、そういうケースでは強制わいせつ罪(乱暴された、ってか)扱いがせいぜいだから、“レイプじゃない”てことになるんだけどねー。)



ちなみに私は、毎月コミックLO誌(ロリコン漫画誌。私自身は好みじゃないけど、無くしていい、無くすべきだとか、意地でも言わない。)のレビュー書いてる、女性ブロガーも知ってます。当然、それらは“マンガ読み”の立ち位置から書かれたものです。で、それが“女”より優先するとか“女”と相反するとか、んな単純なココロモチなはずねーじゃん、て想像はつくよ。人間なんだし。
非実在青少年法にしたって、ネット上でまず反対運動組織的に呼びかけたのは、藤本由香里ヤマダトモコでしょ。俺、正直藤本氏のマンガ評は嫌いなんだけど、歴史的資料に関する仕事や、今回みたいな運動についてはようやってるな、エラい!と。



レイチェル・カーソンなんざ誉めてる暇あったら、エレイン・モーガン読んだれよ、ガチで石牟礼道子と切り結んだれよ、て話だよね。(えー)
サイバラのプロ意識とか、て続けて書こうとして内容思い出したんだが、そうそう、世の中、性暴力以外にもヤバいもんってたくさんあるんだよねぇ(笑)。
それらも表現する自由はある、と俺が意地でも言う(嫌いなものに対しても)のは、その好悪は個人に帰結して、個人で背負って然るべきだと思うからなのよね。
だから、俺は差別者です。その点、はっきり自覚しています。