『サマーウォーズ』にうっとり

サマーウォーズ [DVD]

サマーウォーズ [DVD]

そんなわけで、ちょくちょく『サマーウォーズ』のDVDを見ては浸る、そんな日々です。予約注文までして入手したブルーレイサマーウォーズ [Blu-ray]の方は、再生機器持ってないので据え置き。
ああ、やっぱりおもしろいなー『サマーウォーズ』は。店頭で、勢いでDVDの方も買ってホントよかった。ん?本当によかったの?



サマーウォーズ』、私は映画館では2回見たんですけれども、こうしてくり返し見てみると、あらためていろいろと細かい演出に気づかされます。みんなちゃんとキャラあって、そこが楽しい。カズマだけじゃないんだぜ!
でまあ、やっぱりラストが大好きなんで、今回じっくりその場面、背景ふくめて見てみたんですけれども。自衛隊員・理一さんのノリノリっぷりとか(健二の背も押してんだよな)、カズマのしらけっぷりとか(みんなで笑ってる場面、常にぶーたれてんだ)、寄生獣化してる翔太兄とか(ケンジさん!は家で見て気づいたw)のおもしろさもさることながら、あーた、ここで注目すべきは左下の夏希先輩の親御さん夫婦ですよ。
なんか劇中では、ぽけーとした感じのセリフ一言の夏希の母ちゃんの、ラスト背景での対面→待ち→行為→事後の所作ときたら!ヒロインたる我が娘のラブっぷり前に何、なんなの!なんてステキな演出なの!もう好きだわ、『サマーウォーズ』!



あ、コミックビーム読者として、「家族」を描いた物語といえばコレを挙げたい。

アワヤケ 3 (BEAM COMIX)

アワヤケ 3 (BEAM COMIX)

(一番キツい表紙選んでみました。)
エグみと性臭に彩られた黒い、だが実にしぶとい、ホームドラマです。山本直樹『ありがとう』ありがとう 上 (ビッグコミックス ワイド版)が90年代ならば、『アワヤケ』こそゼロ年代の家族の、ガッチリ“物語”。好き、だけど勧めにくい。まあ折に触れてどうぞ。
タイトルの意味がずばり「家族」の、『CLANNAD』なんて作品もありますが、あれはまた意味違っちゃいますからね。好きだけど。



完全に余談だけど、豊崎由美舞城王太郎作品への評価って、家族をテーマにした作品だとあからさまに低くね?