アニメ「ハピネスチャージプリキュア!」27話、他

  • 8月10日放送。

●がっちり台風情報ワイプ入り。先週は大変だったなー。
●フォーチュンピアノの鍵盤たたき「変装完了!」と、眼鏡&スーツ姿のいおな。ぐらさんのかけ声はないのか。
●ゆうこ「いおな先生だ〜」というわけで、一同集合して夏休みの宿題を終わらせる模様。先生キャラひめのお株が、というかひめは誠司の一挙一動に赤面テンパり中。ぐらさんいわく「顔がまっかっかだぜ、おひめちゃん」。
●部屋を飛び出し、「やばやばいよ!友情の危機!?プリキュア解散!?世界平和の危機かも!うぉーーっ!」と激しく赤面逡巡身悶えするひめ、うるさい。救いのコミカルさですね。それを陰から「うーん」と興味しんしんに見つめるゆうこ。
キュアロゼッタ。ここの10周年メッセージから、字幕が一部ワイプ部分にまではみ出し始めます。仕組みはしらんが。
●提供絵が四人プラス誠司の風景に。これ誠司が消えないってのは珍しいよね。
●サブタイトル「悩めるひめ!プリキュアチーム解散の危機!?」というわけで、ひめの恋心によりすわ三角関係か!?の回ですが、もうすでに誠めぐブルがな。
●数学の宿題に悩むめぐみとひめ。宿題を続けるめぐみをおいて、三人と誠司は台所で昼御飯作り。「いっちょあがり!」と手早くオムライスを作り上げる誠司。いつも隣でごちそうになってるわけじゃない模様。
●「料理もできるんだ…誠司っていい旦那さんになりそうだなぁ…」と妄想を始め、「ムフフ…」と横線目で浸るひめ、乗り気じゃんか。誠司に話しかけられあわてて逃げ出すひめに、「ふむ」としたり顔のゆうこ。
●部屋のベッドでぬいぐるみ抱きしめて身悶えするひめ。そこへ入ってくるゆうこ&いおな&リボン。笑顔で「悩みがあるなら聞くわよ」と口火を切るいおな。ひめの言葉を聞かなかったが故の険悪な関係経ての、成長した態度です。ひめの「怒らないって約束してくれる?」という問いかけも、もちろん関係失うことへの不安がふくまれますが、言わないのではなく聞いてみよう、という信頼はできるようになったわけです。ゆうこの「誰も怒ったりしないから言ってみて」は通常営業ママさん。
●ひめの「私…恋しちゃったみたい…」にあせるいおなとリボンは、まあお目付け役ですわな。ゆうこの泰然自若っぷりもなんだが。「はっ!占ってみる」とプリートフォン取り出すいおなですが、縁日の占いでもこれ使ってたわけですね、はずれてんじゃん今まで!占い結果はばっちり、で大騒ぎの面々。テンション高い。
●昼食。リボンの「チームワークが乱れますもの!」発言に納得したいおなは、ブルーに「神様の言う通り、プリキュアは恋愛禁止であるべきです!」と以前の発言を謝罪。すげえ変顔してた所、「ひめ、どうかした?」とめぐみに問い詰められ「おひめちゃん、遠慮することないんだぜ。こういう時の友達だ」とぐらさんに促されたひめは、ぼかして恋愛関係を説明。「ま、いわゆる三角関係ってやつか」とジュース入りワイングラスを掲げるハンチング帽グラサン装着ぐらさん。「友達なら心配ないよ」と笑顔のめぐみに、ひきつり笑いのひめ。
●でまあ、ゆうこがめぐみに好きな人たずねて、めぐみがブルー連想してごまかして、誠司が悲しそうにめぐみ見つめて、ひめが悲しそうに誠司見つめて、とね。この辺をギャグ入れつつ高テンションで続けられるのも見ててつらいっちゃつらいんだが。一応、恋で青春なおはなしですし。女の子視点ではどうなんだろう。手塚治虫が無理矢理ギャグ入れてたみたいなもんかなぁ。
●皿を運びつつ、廊下でひめとゆうこの会話。めぐみは神様が好きだが「まだ」恋ではない、とひめに告げ、一人窓の外を眺めるゆうこ。青空がホワイトアウトして桜の花びらが舞い出す、とこれはゆうこの記憶の風景ですか。三角関係で失恋しても好きな人の幸せを願えるか、私は願えた、という話。しかしここは意味深過ぎるよ、ゆうこの表情消えるし。今後ゆうこの過去回もあるってこと?
●パンッ、パンッと手を叩いて「さあ、気を取り直してしっかりね!」といおな。はい。
●台所で紅茶を入れる誠司とブルー。「みんな恋がどうとか騒いでるけど、どう思う?」という誠司の問いかけに「僕は地球の神だから、生きとし生ける者すべての幸福を望んでいるよ」とブルー。ここはゆうこのスタンスに近いとも言える。ひめは誠司VSブルーを妄想して大あせり、本当にぎやかだなこいつ。
●CM明けアイキャッチも四人バージョンに。ゆうこは飯押し。
●誠司とブルー、外出して二人で会話。「俺はめぐみのことを、家族と同じくらい大切に思ってる!」と誠司。カッコいいなこいつ。「神様はどうなんだ?」「もちろん大切だよ」「一番大切か?」「大切なものに一番も二番もないよ」「じゃあ…女の中では一番か?」と言われて、ようやくハッとするブルー。
●巫女ミラージュの姿を回想しながらブルーいわく、「かつて僕にもそういう人がいた。でも今は、この星に生きる者すべてを大切に思っている。神様だからね」。背景込みでこれはいわゆる、傑作恋愛ADV『キャプテン・ラヴ』にて主人公の戦う「愛の共産化」思想ではありませんか、「すべての人々にラブを!」という宣言のもと個別恋愛を否定するという!みんなも『キャプテン・ラヴ』プレイしてみよう、おもしろいよ。それはともかく、誠司は「それじゃめぐみがかわいそうだ…。あ、悪ぃ…少し頭冷やしてくる」とその場を離れます。
●二人を探して道をひた走り、転倒するひめ。でもすぐに起き上がり、またかけ出します。すっかりヒロインだなー、アホな妄想にかられてではあるのだけれど。
●一人河原に座り、夕日を見つめている誠司。悲しそうな瞳。「めんどくさいですな」と、そこに現れるナマケルダ。「あなた恋にふり回されていますね、においでわかります。恋などしない方が身のためですぞ」「っ…そんなこと自分で決める!」「フッ…後悔しますぞ」と、ここで夕日を見つめながら言うナマケルダはなんだか乙なたたずまいなのですが。
●そこへ「誠司〜!」とかけて来るひめ。「これはグッドタイミングですな」とナマケルダは誠司をサイアークに。夕焼けの河原での開戦。誠司サイアークのフライパンにひめが苦戦したところで、飛んでくる三人。
●「あなたがこの少年の恋のお相手でしたか」とめぐみに告げるナマケルダに対し、「恋とか愛とかよくわからないけど…私は誠司のことが大切なの!」と発光して猛攻めぐみ。同じく発光猛攻ひめ。「ラブリーの言葉、ずしんと来たわ!誠司は私にとっても大切な人だから!」二人でのとどめ技。三角関係と同時の友情、ではある。
●「せいぜい恋にうつつを抜かし、痛い目にあってみることですな!」と逃げ去るナマケルダ。倒れている誠司に真っ先にかけ寄るめぐみ、二人でのハイタッチ、ほほ笑みあい。「やっぱりめぐみと誠司ってお似合いよね」とひめ。「だからこの先もずーっと、家族のように仲良しなんじゃないかな」とゆうこ。「自然な木のパワー」。
●楽しげに会話しながらめぐみと誠司、ついていく三人。「二人が幸せならそれでいい!」と笑顔で宣言するひめ。ひめは恋に恋してただけで前回は吊り橋効果だった、えー。でもここで「恋じゃなかったんだ!」というひめに、ゆうこは「そうかもね」とぼかした言い方するんですよね。
●現在の放送枠では、少女のそれを恋愛とは明言せずに、そこで寸止めするしかないのかなー、などと。「スマイルプリキュア!」のあかねとブライアンの話についてですら、シリーズディレクターは、あくまで友情の話で、大人になったあかねが初恋はいつだったか、と考えた時に照れて思い出すようなもの、という言い方してますし。でもぼかした表現なら、そう受け取ってもいいんだよ、てことでもあるしね。うーむ。
●新エンディング。にぎやかかわいい。
●次回はハワイ(のプリキュア)編。ゆうこはロコモコが食べたい。