このコマ

『リバースエッジ 大川端探偵社』&『おかめ日和』における女装

昨日のブログで「アニマス律子回好きな方あたりには感じ入るものがあるのでは」と予告めかして書いたドラマ、「リバースエッジ 大川端探偵社「FILE.04 アイドル・桃ノ木マリン」」が放送されました。 はい。オチは“女装”でした。 いやあ、予告映像の“笑顔の…

越智善彦『ドロイどん』26〜30話

(『ドロイどん』26話より) 壁やガシャガシャや石畳があったり。 (『ドロイどん』27話より) 家の方角がわからず途方にくれたり。 (『ドロイどん』28話より) 音が鳴り出し、音源を取り出したり。 (『ドロイどん』29話より) のぞいたノートの内容が理解不能だっ…

越智善彦『ドロイどん』21〜25話

(『ドロイどん』21話より) ドロイどんの頭部、前面上部の目が「キラリンッ」と光る様を、眼光の絵と背景の集中線と体面に貼ったスクリーントーンによる影で表現し、仰角で描き、 ドロイどんの頭部が「ガパッ」と開く様は俯瞰から、コマの枠線なくして描くこ…

越智善彦『ドロイどん』16〜20話

(『ドロイどん』16話より) 「Pi」と鳴った瞬間とその結果のアクションで、コマの幅という空間と時間が描き分けられたり。 (『ドロイどん』17話より) 「ガパッ」とカタカナで鳴ったり、作業内容を絵でしゃべったり、「もぎゅっ もぎゅっ」とひらがなで鳴った…

かがみふみを・磯本つよし新連載

普段買わないマンガ雑誌も、好きな作家の連載始まったらとりあえず買ってみる性分。 かがみふみを『つうがくろ』/第一話「フルーツカスタードと転校生」 「コミックハイ!」2014年5月号掲載 表紙アオリ。 ドキドキが聞こえちゃうふたりっきりの田舎道 家か…

越智善彦『ドロイどん』12〜15話

(『ドロイどん』12話より) 「もぎゅ もぎゅ」とドロイどんにひもを押し込んだり。 (『ドロイどん』13話より) スクリーントーンで影が貼られた、手前に位置する2体のドロイドについて考え、ノットイコールと発言するまでに間があったり。 (『ドロイどん』14話…

越智善彦『ドロイどん』6〜10話

(『ドロイどん』6話より) 人物から急に鳴り出した“謎の物体”にアングル180度、俯角から仰角に切り替わったり。 (『ドロイどん』7話より) 「人々がドロイドを連れて歩く日常」という光景が、背景となる石畳の絵とともに描かれたり。 (『ドロイどん』8話より) …

『ドロイどん』1〜5話

ドロイどん (電撃コミックスEX)作者: 越智善彦出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス発売日: 2014/05/27メディア: コミックこの商品を含むブログ (30件) を見るAmazonに越智善彦の新作『ドロイどん』が登録されました。(わーパチパチ) アス…

入江喜和『たそがれたかこ』1巻

入江喜和の最新作、『たそがれたかこ』の1巻が発売されました。たそがれたかこ(1) (KCデラックス BE LOVE)作者: 入江喜和出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/04/11メディア: コミックこの商品を含むブログ (11件) を見る書影はこんな感じですが、私の行っ…

『いきいきごんぼZ』の森田将文“風”絵

前々号の週刊少年チャンピオン掲載、陸井栄史『いきいきごんぼZ』にて、このような絵が登場しました。 (※週刊少年チャンピオン2014年16号より) この画風から私が連想したのは、三年前にチャンピオンで集中連載された森田将文『王様日記』です。 (※週刊少年チ…

水島新司『ドカベン ドリームトーナメント編』

週刊少年チャンピオン2014年17号より。 以前、作中に出てきた二回におよぶ岩鬼の「じゃかぁしゃい」発言について言及しましたが、最新回にも登場したのでまたも記事化。 ●前二回の、筆圧感じられる筆字での「じゃかぁしゃい」とは異なり、ゴシック体。逆に観…

えびはら武司『まいっちんぐマンガ道』

「本当にあった愉快な話」4月号より。 『まいっちんぐマチコ先生』で有名なえびはら武司氏の、藤子プロアシスタント時代を描いた『まいっちんぐマンガ道』。 開始時は「集中連載」と銘打たれていたはずですが、すでに9回目です。 その今月号掲載回でのタイト…

水島新司『ドカベン ドリームトーナメント編』より

右:週刊少年チャンピオン2014年9号、左:同13号 いずれもラストページ。 右画像(9号)の状況 (※前ページ) ●試合前。 ●山田たちが「けんかだあーー」と呼ばれてやってきたところ。 ●ページをめくったら、1ページ大ゴマで渦中の二人が登場。打撃の瞬間。 ●「じ…

越智善彦『ドロイどん』110

週刊アスキー No.963(2014 1/28)49ページ 急展開ぶりに、このまま終わっちゃうんじゃないか、と思わせつつも続いております1ページ連載『ドロイどん』。がんばれ!(そういう問題じゃない) ドロイどんがいなくなった日々、という状況からの転換の回です。 ●5…

増田英二『実は私は』46話、47話

週刊少年チャンピオン2014年6号、7号 チャンピオン連載中のラブコメ『実は私は』。最新回はヒロイン・白神さんフィーバー回でした。いやー、かわいい。 本記事では、前回と最新回の白神さんの見せ方についてふり返りますかわいい。 ●前回 この回では白神さん…

越智善彦『ドロイどん』107〜109

週刊アスキー掲載1ページ連載作品『ドロイどん』。えー、終わりそうです。まいったね。好きな作品なのに、好きなマンガ家のひさびさの連載作品なのに、もっと言祝いでおくべきだった。 とりあえず、ここ3回の「タイトル絵」の話。 週刊アスキー No.960(2014 …

巨大女

というわけで、上記のごとく近しい時期にたて続けでマンガ誌にて巨大な女性目撃したのでどうせなら写真掲載でも。 西森茂政『マッドサイエンティストブギ』より。 冨明仁『ストラヴァガンツァ』より。 三家本礼『血まみれスケバン・チェーンソー』より。 (…

越智善彦『ドロイどん』104

週刊アスキー No.957(2013 12/10)49ページ 1〜3コマ目 ●はい。ひさびさに雑誌感想以外の記事です。 ●週刊アスキーにて連載中の1ページ漫画、越智善彦『ドロイどん』の感想です。現在、主要キャラが集合しての謎要塞潜入編。 ●1コマ目、俯瞰です。視線が入る…

越智善彦『ドロイどん』90

●週刊アスキー No.943(2013 9/3)49ページ 2、3コマ目。決意からの行動。 瞬間からのアクション。こぶしグッからの「ガパ」。背景タテ線(ベタ散らし)からの網トーン。シリアス(?)からのユーモラス(?)。 9、10コマ目。空間転移中のおねえちゃん。 漫符汗と震…

かがみふみを『うぶうぶふうふ』

●「コミックハイ!」2013年8月号より 遅きに失した感はありますが、まあ私的メモとしてメモリアルとして。 ※ここまでのあらすじ(新連載第一話冒頭6ページ) 空港で会う夫(へーちゃん)と妻(ちかちゃん)と生まれたばかりの息子(ゆうくん)。会話からすると、奥さ…

越智善彦『ドロイどん』89

●週刊アスキー No.942(2013 9/10増刊号)53ページ 4、5コマ目。貼られたスクリーントーンと、描かれたベタとカケアミとで表現された「影」が好き。 サイレント漫画の静謐さ、の中での動と静、でありつつポージングからの漫符(というアクション)。 14、15コマ…

『神様降臨』、『血界戦線』7巻

swall ●マルク=アントワーヌ・マチューの邦訳バンドデシネ新作『神様降臨』。 個人的には、前作『3秒』から受けた空前の読書体験レベルの衝撃はありませんでしたが、これもよかった。突如現れた「神」をめぐる物語。その存在を語ることで、論理や芸術、風刺…

越智善彦『ドロイどん』80

週刊アスキー No.933(2013 6/18)53ページ ※先週号。 ●はい、今回はドリフ的コント回ですね。一本の中で同じ失態を三回くり返す、1ページ18コマの中で。これはもうサイレント漫画だから、デフォルメキャラだからこそやれる、この作風だからこそ成立するんだっ…

湯浅ヒトシ『空拳乙女』1巻

空拳乙女(1) (アクションコミックス)作者: 湯浅ヒトシ出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2013/05/28メディア: コミックこの商品を含むブログ (4件) を見る 『耳かきお蝶』、『けずり武士』、くわえてコミックビーム掲載読み切り『剣姫』、と時代劇マンガ家の印…

越智善彦『ドロイどん』79

週刊アスキーNo.932(2013 6/11)49ページ ●はい、今回はゆったりした雰囲気です。オチが衝撃的ですけどね。児童マンガ的ギャグというか、ほのぼのが基盤にあるからこそのふっ飛び方といいますか。ここでは触れませんが。 ●今回は二段目からいきます。これ一段…

越智善彦『ドロイどん』77

週刊アスキーNo.930(2013 5/28)49ページ ●先々週号。 ●はい。早い話、今回は冒頭の画面構成完璧じゃないか(俺には)、という話です。 ●一段目、冒頭の四コマ。/まず1コマ目、読者の目にこの「キャー・・・・」という筆文字が、おどろおどろしい感じに描かれ…

越智善彦『ドロイどん』より、頭身の描き分け

第78回より。(週刊アスキーNo.931掲載) 大人の女性 ●頭身が高い。腕と脚に関節があり、それが曲がって動作している。 ●バランスの取れた(?)ポージング。 女の子 ●頭身が低い。顔が大きい。 ●腕と脚の関節が、存在しないようになだらかに描かれるorほぼ直角…

チャンピオン今週号より、ベテラン二人のマンガ技術

昨日、雑誌感想でちょっとふれた内容について、実際にその画像を掲載することで一更新。同じネタの二重使用。姑息! まあでも、実際に見てほしいんだコレは。 浜岡賢次『毎度!浦安鉄筋家族』より、ラスト2ページの保健室の光景。 ↓ この構図の変化とそこに…

越智善彦『ドロイどん』76

週刊アスキー最新号より、ひとまずメモ的に。 この古いというか牧歌的というかノスタルジックというか公立校的な表現ね、「マンガ」において。好きだわー。 それではJOJOVELLER完全限定版予約締め切り日なのでおやすみなさい!

越智善彦『ドロイどん』5

週刊アスキー掲載作品、越智善彦『ドロイどん』。現在は1ページ連載ですが、連載初期は1/3ページ連載でした。で、その頃のは尺が短くて、引用掲載が難しい。(ほぼ載せてしまうのは本意ではないので。) また、この頃は作者も各話を「一話」という意識では描か…